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| 石垣島の現状、吉原地区の現状
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2008/1/28
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■■石垣島の現状
沖縄本島から南西へ450km、八重山諸島の玄関口にあたる石垣島。サンゴ礁の海に囲まれ、亜熱帯の森が広がる、県内最高峰の於茂登岳に抱かれた、人が自然とともに暮らしてきた島です。人口は4万8千人、多くは市街地に住んでいますが、それ以外の地域は農村集落として発展してきました。豊かな自然に育まれた島人は独自の文化を生み、「ゆいまーる」という助け合いの精神が今も残っています。
石垣島は今、観光と移住のブームに沸いています。新石垣空港の開港を控え、各地でホテル建設や大型宅地造成が続き、市街地ではマンション・アパートの建築ラッシュです。移住者が急増し、島外資本の進出が強まっていますが、市税収入は思ったより増えず、島人の生活向上には結びついていません。このような乱開発やオーバーヒート気味な島の「活性化」に市民から批判的な意見が噴出しています。
石垣市も「石垣島で土地売買、住宅等建築を計画されている皆様へ(ご注意)」という呼びかけをホームページに掲載しました。http://www.city.ishigaki.okinawa.jp/110000/110100/tochi/index.html
このような乱開発から、私たちはどうすれば島の自然、景観、文化、暮らしを守ることができるのでしょうか。
石垣市は2007年6月に、「風景づくり条例」と「風景計画」を施行しました。(http://ishigaki-keikan.net/law.html)
環境省は2007年8月に、石垣島の陸域の約3分の1と海域のリーフのほとんどを国立公園に編入し、西表石垣国立公園としました。http://www.env.go.jp/park/iriomote/topics/070801a.html
豊かな自然を守ることは、観光業に資するだけでなく、島民の暮らしや文化を未来に伝えることに他なりません。
石垣島の現状に危機感を抱いた市民が集まり、2007年8月に「島の未来を考える島民会議」が結成されました。(http://www.y-mainichi.co.jp/news/8961/)
同年6月に開催された「緊急、島の未来シンポジウム」実行委員会を前身とする市民組織で、「島の可能性と望ましい未来像を模索し、発言し、行動する」ことを目的に活動を始めています。
●「緊急、島の未来シンポジウム」ポスター
http://www.save-yonehara.org/template/image/sinpo-poster.gif
●「緊急、島の未来シンポジウム」開催案内
http://www.save-yonehara.org/template/image/sinpo-annai.gif
石垣島では今、急激な開発、都市化により、多くの問題が起こっています。暮らしやすいまちづくり、持続可能な島の将来に向けて、市民の主体的かつ積極的な取り組みが求められています。
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■■吉原地区の現状
●吉原の場所
吉原集落は、県内最高峰於茂登岳のふもと、日本百景の川平湾を見下ろす、東シナ海に面する斜面に位置しています。海岸は亜熱帯の自然林で、県指定天然記念物の「仲筋村ネバル御獄の亜熱帯海岸林」があります。
●吉原の歴史
1953年(昭和28年)6月12日、宮古島から48名の男達が川平に上陸。吉原公民館では6月12日を入植記念日として、毎年欠かすことなく「祝賀会」を行っています。
●山原(ヤマバレ)地区について
吉原の東に位置する山原地区は、本土復帰前後の買占めを契機に「農業振興地域」に指定され、開発が規制されてきましたが、平成13年度に指定から外され、今まで住居を建てられなかった土地に家が建つようになりました。
山原地区は吉原の一部ですが、その成り立ちや生活習慣は、まったく異なっています。
●吉原の暮らし
現在、吉原と山原をあわせて、戸数50軒ほど、人口200名程です。吉原では少子高齢化が進み、一方、山原では移住者が増えて、人口の3分の1程にもなっています。
吉原集落では、5年前から「浜下り(はまうり・はまおり」」の伝統を復活させました。旧暦3月3日、女性が海に入って身を清め、「フーチバ(よもぎ)」を食べる風習です。
吉原小学校の児童は授業を休みにして、おじぃ、おばぁと一緒に「浜下り」に参加します。山原の新住民も参加し、追い込み漁、バーベキュー、海浜清掃などをして過します。
「吉原日曜市」は、毎週日曜日に吉原公民館で、7年前からはじめました。おばぁ達がタダで配っていた野菜を中心に、一袋100円で売ります。安さと質の良さが評判で、市街地からも沢山のお客さんが車で来てくれます。
●吉原・山原の開発状況
山原地区は東シナ海を見下ろす絶景で人気の場所ですが、インフラはほとんど整備されていません。色も高さもまちまちの住宅や店舗、宿泊施設が並び、いまや「リトル・トウキョウ」の異名を持つ、本土からの移住者のニュータウンです。
このような無秩序な開発に対し、山原の住民は自治会を組織し、「ヤマバレまちなみガイドライン」(★リンク)を作成、自然環境や美しい眺望を守るために努力しています。
観光・移住ブームによる開発ラッシュは、吉原集落も例外ではありません。集落の中にもアパートやマンションが建つようになり、のどかな農村集落の風景は崩れ始めています。
以前、集落内で6階建てのマンション計画がもちあがり、美観やインフラ、また風紀などが問題となりました。吉原公民館は建築主と話し合いをし、建物は3階建てに変更されました。
●7階建てマンション計画
現在、吉原と山原の間で、7階建てのマンション計画が進められています。建築主は石垣市の指導に従わず、風景づくり条例で勧告を受けたにもかかわらず、建築確認申請を取り下げようとしません。
吉原・山原に住む私たちは、平穏で安心できる暮らしを望んでいます
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